九州の食探求メディアKyushu Food Discovery Media

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「うまいものはうまい。九州」

九州の人と風土が育むうまいもの

うまいものはうまい。九州
八女の八女伝統本玉露

八女の八女伝統本玉露

伝統が生み出す至高の旨味

伝統が生み出す至高の旨味

八女の八女伝統本玉露

塗屋造の町屋が立ち並び、歴史情緒あふれる福岡県八女市。市街地から30分ほど車を走らせ、山道を抜けた先に、ブランド茶「八女茶」の中でも最高峰とされる「八女伝統本玉露」の茶畑があります。「世界中を探してもこんなに旨味の強いお茶はないのでは」と生産者の久間さんは優しいまなざしで語ります。この旨味は、ここの風土の特徴である朝晩の寒暖差が大きいことで作り出されます。
八女伝統本玉露は、旨味成分であるテアニンを多く含んでいます。久間さんいわく「まるでだしのような旨味を味わえる」とのこと。この八女伝統本玉露を名乗るには、茶葉の品質向上のため茶樹本来の姿で栽培すること、渋みを抑えるため、収穫前に20日以上、稲わらで覆って直射日光を遮ること、見た目が美しく、均一な味わいを保てるよう新芽を手摘みすることといった昔ながらの栽培条件があります。
厳しい栽培条件があるなか、久間さんは、自分の茶畑に合う稲わらのかぶせ方の研究や、かぶせるタイミングの見極めを慎重に行っています。さらに重要なのが、茶摘みを行うタイミングです。旨味が最も強くなるベストな日に茶葉を摘めるよう、茶畑の成長の具合いと天気予報の確認を毎日欠かさず行っています。そうやって大事に育てられ、成長した茶葉を一つひとつ丁寧に手摘みしています。
こうした日々の努力で生み出される旨味たっぷりの八女伝統本玉露を自宅で楽しむには、氷を入れて一晩かけてじっくり抽出する「氷出し」がおすすめ。こうすることで、甘味と旨味をダイレクトに感じることができるのだとか。また、ワイングラスに注ぐことで、味はもちろんのこと香りと色もより楽しめて、食卓が華やかになります。ハレの日に大切な人たちと嗜むのにぴったりな一杯です。
「八女の八女伝統本玉露」は600年続く八女茶の伝統を守り、昔ながらの製法で丹精込めて作られる、至高の旨味が詰まったうまいもの。 霧島酒造は、九州の風土が育んだ「うまいもの」と焼酎との出逢いを繋いでいきたいと思います。