九州の食探求メディアKyushu Food Discovery Media

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「うまいものはうまい。九州」

九州の人と風土が育むうまいもの

うまいものはうまい。九州
八代の晩白柚

八代の晩白柚

甘みと気品を兼ね備えた世界最大級のまん丸柑橘

甘みと気品を兼ね備えた世界最大級のまん丸柑橘

八代の晩白柚

冬の澄んだ空に、やわらかな陽光が差し込む熊本県八代市。球磨川を越え、住宅街の傍に広がる果樹園では、多彩な柑橘類が育てられており、大小の果実が織りなす美しいグラデーションが広がります。その中でも存在感を放つのは、世界最大級の柑橘「晩白柚「(ばんぺいゆ)」。八代で独自の進化を遂げ、この地を象徴する晩白柚には、日本一の産地を支えてきた長年の技術と誇りがあります。
晩白柚の特長は、最大横径30㎝にもなる圧倒的な大きさと、ずっしりとした重量感。均整のとれたシルエットが生む美しい丸みと、鮮やかな黄色のビジュアルは柑橘の王様のよう。分厚い皮の内側で育まれた果肉は、高い糖度と穏やかな酸味、そしてみずみずしさが織りなす上品な味わいが魅力です。皮を剥くと、圧倒的な存在感の奥に秘められた爽やかな香りが、さらに特別な時間を演出してくれます。
「晩白柚が綺麗にまん丸に育つのは、わが子のようにお世話しているからです」と語るのは、生産者の森田さん。その朗らかな表情には、育て上げた達成感と共に、積み重ねた苦労も滲みます。受粉はすべて手作業で、収穫後も数日に一度太陽光に当て、皮の色が均一になるように果実を丁寧に転がします。見事な丸みと色を得た晩白柚は、誠実な手仕事の結晶なのです。
晩白柚は、際立つ甘みと爽やかな香りを存分に楽しめる、まさに極上のデザートです。果実の上下を包丁で切り落とし、外皮へ切り込みを入れ皮を剥がします。種や苦味の原因となる白いわたを指でやさしく剥くと、ぎゅっと詰まった果肉がプリっと現れ、期待を超える甘みを堪能できます。地元では贈答品として親しまれ、1~2カ月ほど飾って楽しんだ後、完熟した晩白柚を味わいます。
「晩白柚」は、生産者の誇りと愛情で大きく美しく育ち、確かな味わいで食卓に特別なひとときを届けてくれるうまいもの。霧島酒造は、九州の風土が育んだ「うまいもの」と焼酎との出逢いを繋いでいきたいと思います。